3. オゾン発生器関連

無声放電

オゾン発生に用いられる代表的な放電形式です。

板状の誘電体と金属もしくは誘電体と誘電体を一定の間隔(放電ギャップとよばれ通常0.1~10mm程度)で配置し、その間に交流電圧を負荷して放電を起こさせます。

このような方法により発生する放電は火花放電のような音を伴わないために無声放電と言われたものです。

この放電の様子を見ますと放電部が空気の場合は紫色に酸素の場合は白色に光って見えます。

よく観察すると、光っているのは微細な点の集まりです。

このことから無声放電は微小な放電の集合であることが分かります。

この微細な放電は放電柱と呼ばれています。

この放電柱の中では電子とイオンの移動が交流周期に合わせて起こっています。

その間誘電体の表面は電子の付与と脱離が繰り返されています。

無声放電

▲このページの上部へ