オゾン水生成装置の選び方

オゾン水生成装置を選ぶ上で必要になるポイントや用語解説をまとめました。
よく分からない場合や読むのが面倒くさい場合には、ご説明や機種選定等させていただきますので、お気軽にご相談ください。

オゾン水生成装置とは

オゾン水生成装置とは、オゾン水を作るための装置です。

そもそもオゾン水とは

オゾン水(オゾン溶解水)は、オゾンを水中に溶かしたものです。
オゾンガスは、それ自体が除菌、脱色、漂白、有機物の分解等に強い効果を持ちます。
オゾン水の中では、水が介在することにより、オゾンよりもさらに酸化作用の強い「OHラジカル(ヒドロキシルラジカル)」が効率的に生成されます。そのため、よりスピーディーに目的の効果を得やすくなります。

用語解説と選び方のポイント

1. オゾン水濃度

・オゾン水濃度とは

装置から出てくる水の中に、オゾンがどのくらいの割合で存在するかということを表すためのキーワードです。もちろん、濃ければ濃いほど高い効果を得やすくなります。

・単位
オゾン水濃度は、1Lの水中にオゾンが何mg存在するかを表すmg/Lか、またはppmという単位で表します。1mg/Lは1ppmと同じ濃度です。

2. オゾン水生成能力

その装置が作れる水量のことです。
1分間に何リットル作れるかを表すL/minか、あるいは1時間あたり何m3作れるかを表すm3/hrという単位が使われます。
本サイトでは、「生成水量が何Lのときに何ppmのオゾン水が生成できるか」を表すために、○○L/min(○○ppm)という表記をしています。

3. 生成方式

オゾン水の生成には、その溶解の方式に応じていくつかの種類があります。
ここでは、当社で扱っているオゾン水生成装置の生成方式について解説します。
エジェクター方式

流路を細めた配管に水を通すことで負圧を生じさせ、そこにオゾンガスを吸引させることでオゾンを溶解する方式。
比較的単純なシステムで、1~30ppm程度のオゾン水を生成することが可能。
溶解の効率は30~60%程度で、溶解しなかった分は排ガスとなるため、それをオゾン分解器等で処理する必要がある。

微細気泡方式

オゾンガスを原料にマイクロバブルやナノバブルと呼ばれる微細な気泡を作り、水中にオゾンを注入する方式。
オゾンの溶解方式としては、70~99%程度の溶解効率を持つシステムを作ることができ、特に大規模なシステムの場合はコストダウンに繋がる。
また、マイクロバブル自体の持つ浮上分離等の性質や、オゾンの併用によるOHラジカルの効率的な生成を組み合わせることにより、排水処理等へのシステムへの応用も可能。

直接電解方式

高分子電解質膜を電極間に挟んで水の電気分解を行い、オゾンを発生させる方式。
通常の水の電気分解では水素と酸素が発生し、オゾンはほとんど発生しないのだが、特に電気分解用の電極として白金電極(陽極)とダイヤモンド電極(陰極)を用いることにより、陽極側で酸素の発生とともに高濃度のオゾンを発生させることが可能となる。
比較的容易に高濃度のオゾン水を生成できるが、オゾン発生効率が放電法に比して低いため大規模化には適さない。

4. 原料ガス

エジェクター方式やマイクロバブル方式のオゾン水生成装置は、内蔵のオゾン発生器にてオゾンガスを発生させ、それを水に溶かしこむシステムです。そのため、オゾンガスを発生させる原料として、酸素源(ボンベ酸素、PSA酸素濃縮器等)が必要となります。
空気原料でもオゾンガスは発生できますが、オゾンガス濃度が低くなるため、生成オゾン水濃度も低くなります。

5. クリーン仕様

当社の石英三重管式オゾンガス発生器から生成されるクリーンなオゾンガスを、フッ素樹脂系材料のみで構成されたオゾン溶解システムと組み合わせることにより、半導体洗浄等にもそのまま応用可能な金属フリーのクリーンオゾン水を生成することが可能です。

6. その他

①先止め機能

オゾン水生成装置の先に配管などを接続し、配管の先端で水を止めたときに、自動的にオゾン水生成装置も停止するという機能のことです。

②オゾン水濃度計
オゾン水濃度計を内蔵していれば、生成したオゾン水の濃度を連続的に監視できます。 濃度信号の出力も可能で、オゾン水を使った連続的な試験や、生産ラインでの品質管理等に利用できます。

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