オゾン物語 オゾン水による歯周症の治療

オゾン水による歯周症の治療

これからいろいろのオゾンの利用に関する話を紹介したいと思います。

オゾンの利用というのは非常に広範囲に亘りますが、特に私自身が面白いと思っているものから、思いつくままに話をしていきたいと思います。

先ずは私自身が最近自ら実験した歯周症の治療効果の話をします。

日本医療・環境オゾン研究会の事務局長をしておられる摂南大学の中室教授がご自身の体験よりオゾン水を用いてウォーターピックをすると歯周症の大変効果があるようだと、話されたのを聞き自分も実験してみようと思いました。

この実験は小川町のさいとう歯科医院の斉藤医師(写真)と同医院のスタッフの協力を得てすすめました。

小川町のさいとう歯科医院の斉藤医師

歯周症は、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットの深さ、及び出血箇所の数を測ることでその程度が知れます。

そこで先ずオゾン水・ウォーターピックを始める前に、その測定をしてもらいました。

約140箇所を測った結果、私の歯周ポケットの深さは1~4mmの範囲でありました。出血箇所は何と36箇所もありました。

全く健全な場合は歯周ポケット深さが1~2mm、出血はほとんどないということです。私は歯周症進行中ということでしょう。(歯周症がもっと進行すると歯周ポケット深さが6~7mmにも達するといくことです)

次にオゾン水・ウォータピックを始めて2週間後と4週間後に測ってもらいました。

その結果、著しい改善がみられました。

次に歯周ポケット深さの分布の変化を示します。

オゾン・ウォーターピックによる歯周ポケットの深さの変化(被験者:長倉正昭)

ここみられるように、最初(8月2日)でピークが3mmあったのが2週間目(8月16日)には2mmに移り、更に4週間目(8月30日)には1mmの割合が増えています。

この間出血箇所は36箇所であったのが2週間後に16箇所に、4週間後には2箇所と激減しました。

この結果からオゾン水・ウォータピックが歯周症に効果があるのは確かという実感が得られました。

私が試したオゾン水・ウォータピックの方法というのは、オゾン水として電解式オゾン水生成装置(型式AOD-TH2)で生成させた濃度1~2ppmのオゾン水を用い、ウォータピックの装置はオムロンの型式HT-J202を用いて毎日1~3回洗浄したものです。その間、歯磨きはあえてやりませんでした。

ウォータピックというのは細いノズルから水を噴出させて歯や歯ぐきにあてて洗浄するものです。特に今回は歯と歯ぐきの間に水が良く当るように注意しました。

オゾン水は殺菌効果があるため、歯と歯ぐきの間の歯周菌の殺菌に役立ち、それが改善を速めると推定しております。

因みに上記の実験と同時に行った唾液中の虫歯菌(ミュータンス菌とラクトバチルス菌)の測定では、オゾン水・ウォータピックの実施後に虫歯菌の大幅な減少が確認されております。

次は8月2日(実験前)と8月30日(実験後)のラクトバチルス菌の比較です。

私の唾液中のラクトバチルス菌は実験前でも少ない方であったのですが、実験後は更に減少して殆ど検出されていません。

ラクトバチルス菌の比較

歯周菌については検査していませんが、虫歯菌の結果からやはり減少していると推定しています。

以上のことからオゾン水・ウォーターピックは歯周症の改善に非常に効果的であると考えています。

ただし、オゾン水・ウォータピックが水道水・ウォータピックに比較してどの程度優れたものであるかという点については、より多くの被験者によるデータが必要でしょう。

参考

次は、私の歯周ポケットを斉藤歯科医院にて測定してもらったデータです。

数値はmmの単位で、色のついているところが出血した箇所です。

歯周ポケット測定データ(被験者:長倉正昭)

画像より、拡大画像にリンク(別窓)