5. オゾン除去方法

(1)活性炭分解法

通常の空気中オゾンは活性炭で非常に効率良く除去できます。

浄水に使われるオゾンガスの廃ガス中のオゾンは多くがこの方法で除去されています。

5L/min 程度の流量のオゾンガスであれば、200cc~1000cc程度の活性炭を充填した充填層を通じることにより、ほぼ完璧にオゾンを除去できます。

しかし次の問題点もあり、オゾン利用試験での使用には注意を要します。

酸素原料オゾンによる燃焼の可能性があります。

酸素原料のオゾンガスを通じると活性炭が燃焼するため、酸素が多量に含まれた廃オゾンを利用することは禁物です。(ただし、アルミナ等に添着させた活性炭をステンレス等の不燃性材料の容器内に充填して使用されている例はあります)

モレキュラーシーブ等で高度に乾燥させた空気を原料としたオゾンガスを活性炭に吸着させて、爆発を起こした事例があります。

これは窒素酸化物によるという指摘があります。

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