5. オゾン除去方法

(4)吸着法

オゾンガスを乾燥したモレキュラーシーブ(ゼオライト)、シリカゲル等に通じる事でオゾンを吸着、除去出来ます。

工業的には用いられてませんが、比較的短期間の試験には簡便な方法です。

当社の試験例では、モレキュラーシーブは室内湿度のオゾンガスに対してはその体積の3000倍、乾燥したオゾンガスに対して30000倍の流量を流すまで、オゾンの放出が認められませんでした。

例えば1000cc/minの流量ですと、500cc程度のモレキュラーシーブを通過させる事により室内空気湿度のオゾンガスを25時間、乾燥オゾンガスでは250時間程度の試験が可能です。

この除去方法は工業的には用いられてませんが、比較的短期間の試験には簡便な方法です。

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