4. オゾン水器関連

ヘンリー定数

Henry constant.

気体中の成分の液体中への溶解度を表す定数の一種です。

特に溶解成分の液中でのモル分率が小さい場合には、そのモル分率と気体中のその成分の分圧が比例することからその比例定数として次式で定義されます。

ヘンリー定数の式

H=P/X

P(atm)

気中の成分Aの分圧

X(-)

液中の成分Aのモル分率

特にオゾンの水に対するヘンリー定数は多くのデータがありますが、次に示すRoth & Sullivanの式がPH及び温度の影響を評価できる点で有用です。

オゾンの水に対するヘンリー常数

H=3.842E7*[OH-]^0.035*EXP(-2428/T)

(Roth & Sullivanの式)

T(K)
 

水温

[OH-](mol/L)

OH-イオンモル濃度

近似的に、[OH-]=10^(PH-14)

なお、上記でA^BはAのB乗(AB)を表すものとします。

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