2. オゾン発生量及び濃度の測定方法

ガス検知管

0.1ppm~1000ppm程度までのオゾン濃度を測定できる、オゾン濃度測定用のガス検知管が市販されています。

ガス検知管は径5~7mm程度、長さ10cm程度のガラス管の中に検知対象物質(この場合はオゾン)により色の変わる充填物が充填されたものです。

使用に際してはそのガラス管の両端を壊し、一端をサンプルするガス中に入れ、他端をガス検知器と言われる小型手動ポンプにつないで、一定量(通常100cc)の気体をガラス管を通じてポンプ内に引き込みます。

検知対象物質(この場合オゾン)の濃度に比例してガラス管中の充填物の色の変化する長さが変わります。

ガラス管の表面に刻まれた目盛により濃度が読み取られます。

この方法の長所は「比較的安価で且つ簡便であること」そして「比較的低濃度でも測定が可能であること」です。

短所は「高濃度オゾンに対しては希釈等の操作をしなければ測定できないこと」、「検知管が消耗品であり、多数回の測定にはある程度の費用が必要であること」、「検知管が廃棄物となること」等です。

▲このページの上部へ