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導入事例・インタビュー

有限会社佐々木農園 様
有限会社佐々木農園 様

代表取締役 佐々木安正 様

所在地:宮城県大崎市

漬物工場で地下水と野菜の除菌にオゾン発生器を活用

食品工場 除菌、オゾン水、水処理

オゾン発生器 ED-OGM-1

使用機種

オゾン発生器 ED-OGM-1

【販売終了品】現在の後継機種は「産業用ラジエータ冷却式オゾン発生器 ファボゾン15 FOG-RC15G」です。

――どんな農場でしょうか?

野菜の一夜漬けをスーパーや生協に卸したり、生野菜を市場に卸したりしています。保冷車を2台保有していて、主に仙台の地域と秋田にも出荷していますね。

――一夜漬けの野菜は全て自家製ですか?

全て自分のところで作ったものを使用しています。漬物用の野菜は主にキュウリとナスで、ハウスが1.5ヘクタール、敷地で2ヘクタールあります。他にはキャベツ、白菜、トウモロコシなどを作っています。

――どれくらいの量収穫できるものなんでしょうか?

例えばキュウリだけで一日約1トン出荷しますね。キュウリは以前は一年中作っていたのですが、最近は燃料の高騰で冬場は水菜などを作っています。

――こだわっている点は?

こだわりというか、半分趣味みたいなものですが、なるべく有機肥料を用いて、化学的な農薬もなるべく使っていません。その代わりに害虫の天敵となる虫をハウスに放してハウスの中の害虫を駆除させるということをやっています。これにより、殺虫剤は従来の1/3ぐらいまで減らすことができ、年によっては全く使わなくてもいいときもあります。

虫というのはそれぞれ個性があって面白いですよ。例えばチリカブリダニというのはハダニを食べるわけですが、放っておくとハウスに住んでいるハダニを全て食べつくしてしまうわけです。それ自体は良いことなんですが、そうすると彼らがその後に食べるエサがなくなってしまって、食糧難で全滅してしまうんです。それが困りますね。彼らは名前からも分かるようにチリ生まれですからラテン系なわけです。だからね、今が楽しければ良いという。それと似た種類のもので、日本生まれのミヤコカブリダニというのがいるんですがこれは常にエサを食べつくさないである程度残しておくんです。

――おくゆかしい?

そう。おくゆかしさがある。まあそれはそれで残しすぎるので困るんですけどね。

――オゾンはそのようなこだわりの一環として使われているのですか?

オゾンもまあ、趣味みたいなものですね。塩素はトリハロメタンが出るからなるべく使いたくないのでオゾンを使っていますけど、まあ大変で普通に考えたら良いことないですよ。

――どのようなことに使っておられるのでしょうか?

まず地下水の除菌と、それと野菜の表面に付いた菌の除菌ですね。うちで使っている地下水は元々1ccあたり10頭の菌がいて、水道水の基準は1ccあたり100頭だから使っていて全く問題ないんだけど、できる限りゼロに近い方が持ちが良くなるんで、オゾンで完全に滅菌しています。

それと野菜の表面にいる菌はオゾン水で洗い流して除菌していますね。野菜の中にいる菌は殺せないわけですが、それは塩素を大量に使っても無理です。

――弊社のオゾン発生器を使っていて良かった点は?

良かった点は…、ないですね。困った点はいっぱいありますけど。

――そ、そうですか…。それでは困った点は?

まず一番困っているのが、オゾンの認知度が低いことです。これで除菌がきちんとできているということを保健所の人に説明するのに毎回骨が折れます。しかも保健所の検査というのは2年に1回あるわけですが、そのたびに担当の方が変わるわけです。それで毎回一から説明しないといけない。あと、保健所にオゾンの臭いがするので水に異臭がある等と思われてしまう。

こうしたことはお宅なんかが世間に認知させてもらわないと困りますね。

――すいません…。今後とも頑張ります。

あとうちのシステムだと、水を循環させていますから使っているうちにオゾン水の濃度がだんだん濃くなってしまう。そうすると濃いオゾンは人体に有害ですから、働いている人が喉が痛くなったりして困るわけです。だからオゾンの濃度なんかは本来自動的にちょうど良い濃度に調節してくれた方がありがたいのですが、そういうのがないのも困りますね。

――なるほど、少しずつ改善していきたいと思います。 (編註 ※現在の製品は、オゾン濃度計との組み合わせにて自動調節が可能です。)

そうしてください。あと故障しても分かりづらいというのも困りますね。

でもお宅のはモノが小さいのが良いですよ。コンパクトというのが。

もし壊れたとしても簡単に送り返せますからね。

――どうもありがとうございました。

使い方の詳細

使い方の詳細画像使い方の詳細画像使い方の詳細画像
  1. 写真A
    (1) 制御盤 (2) 気液分離器 (3) タンク
  2. 写真B
    (4) 酸素ボンベ (5) オゾン発生器
  • ■地下水がタンクに汲み上げられる。タンク内の水はポンプで循環され、エジェクターで常にオゾンガスが混入されて低濃度のオゾン水 (0.1ppm程度) になっている。廃オゾンガスは気液分離器で分離され、分解触媒を通して酸素に戻され、大気中に放出される。
  • ■工場内で使用される水は全てタンクから配管されており、低濃度のオゾン水となっている。この水で野菜の洗浄などが行われる。

インタビュアーのひとこと

長倉正弥

インタビュアー
長倉正弥

佐々木さんは照れ隠しのためか、減農薬や減無機肥料栽培ということに関しては趣味でやっている、等とおっしゃるのですが、実際は食べ物を作るということに対して強いこだわりがある方なのだと感じました。

オゾンによる野菜の除菌ということについては色々と怒られてしまいましたが、まだまだ佐々木さんのような先駆的な方だけが試している発展途上の段階であるように感じます。少しずつ経験を積んで様々な場所で使用できるようなシステムを作っていきたいと考えています。

ちなみにこの佐々木農園さんの漬物は本当に美味しく、もちろん化学調味料などの添加物も使われておらず、そんじょそこらの漬物とは別物といった感じです。やはりこだわりがこの味を生み出しているのだと思います。

インタビュー内容は取材当時のものです。所属、業務内容などは現在では変更となっている場合があります。

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